先週、静岡、鷹匠にあるアンミクンペさんにて開催中の、コルリさんの展示会に行って来ました。コルリさんは、『胡蝶の舟』のビジュアルを担当してくれているデザイナー、石川くんの奥さん。感性豊かで、頑固な二人が、仲良く寄り添い互いを高め合う姿は、ホ…

先週のこと。夕方、出先で、友人からのメールを開いた。 そこには仕事に関するある嬉しいことが書かれていた。 それは、もう一人の友人が、僕らに対し、そして自分の責任意識とか、仲間との全体性を考えて、ある粋な行動を取ってくれる、という内容だった。 …

最近、家にこもって詩ばかりを書いていたのだけど、そのタイミングで、静岡手創り市のお手伝いが出来ることになり、精神的にも、肉体的にも外に出ることが出来ました。 僕はスタッフではないけれど、少なからずとも現場に関わらせて頂き、やはり生の現場は緊…

先月『常夏ピアノ展』の関係で、秩父に計6泊しました。 その一泊目が、秩父の山の中にあるゲストハウス『錦』さん。 夏の思い出を探す展覧会というコンセプトのもと、『常夏ピアノ展』を開催した訳ですが、まさか、僕自身が秩父の土地におもひでぽろぽろする…

『常夏ピアノ展』無事終了しました。この企画展は、10年前に『常夏ピアノ』の物語を書き起こしたことがきっかけとなり、10年後に展覧会になりました。 北海道からは『常夏ピアノ』の産みの親、菓子美呆の稲尾さんがかけつけ、さらに深みを増した朗読と、もの…

秩父・ひぐらしストアにて、絵本の原画展『常夏ピアノ展』はじまっています。 会場では増子愛（めぐみ）さんのラフ画・絵本の原画、そして『常夏ピアノ』の絵本とサウンドトラックが一緒になったＣＤブックもお買い求め頂けます。 あの夏の記憶を探す展覧会…

絵本原画展『常夏ピアノ』に関わる常夏メンバーの、 僕なりの紹介をしたいと思います。 今回、絵を描いてくれているのは、増子愛（めぐみ）さん。 絵を本格的に描くのは、この機会がはじめてとのことですが、僕は増子さんの絵が大好きで、感じるままに幸せに…

波打ち際に、二人は黒い革靴を脱ぎました。 白い波が重ねって、それは鍵盤に見えました。 波のピアノを弾くと、水平線のむこうから、音楽が聴こえてきました。ちょうど１０年前、「常夏ピアノ」というお菓子に、物書きがお話をつけました。 その物語を、絵描…

ここ数年、物忘れが特に激しい。 そんな話を友人たちにすると、だいたい返ってくるのが、 「僕もですよ」 ということば。それは40代の僕らに限らず、20代、30代、上は60代といった具合に、歳も多くの年代にばらけている。 もちろん、それには個人差もある。…

たくさんの方の助けを得て、『胡蝶の舟』のふたつの巡回展『うたはゆめをわたる』そして『そりゅうしのうた』が終わりました。 そもそもこの企画展を立ち上げたのは、僕の小説『胡蝶の舟』を読んで貰える場をつくりたいという思いから。今回、さまざまなジャ…

ツグミ工芸舎さんが営む、秩父、『ひぐらしストア』にて、本日のみの巡回展を行います！『胡蝶の舟 そりゅうしのうた』（←詳細はこちら）展示だけでなく、１７時からは朗読会＆即興ライブもあります！ よかったらぜひ、遊びに来てください！植岡勇二（ウエペ…

企画展を終えて今思うこと。 この間ある人から、「人間はそんなに甘くない」という言葉を聞いた。 それはイコール、「世の中はそんなに甘くない」とも取れる。企画展の準備期間から、開催終了まで、約一年四カ月。 実に色々なことがあったが、終わってみれば…

企画展『胡蝶の舟 うたはゆめをわたる』、先日、無事終了しました。 来場してくださった方々、応援してくれた方々、そしてともに空間をつくりあげてくれたつくり手さんたち。ありがとうございました。 伝えたいことは山ほどあるので、それはじっくり次回にま…

企画展『胡蝶の舟・うたはゆめをわたる』はじまっています！ 小説『胡蝶の舟』の世界観を展示空間に落とし込んだこの企画。 とても心地よい空間に仕上がりました。 読書スペースも充実です。ゆっくりごつくろぎください。 詳細はこちら。みなさまのご来場、…

企画展『胡蝶の舟・巡回展・そりゅうしのうた』 2015年6月27（土）13：00-18：00 ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア 注：会場設営のため、16：30から閉店まで、展示をご覧になることは出来ません。ご了承ください。めくるめく映像詩でつづる、異界の東海道…

企画展『胡蝶の舟・うたはゆめをわたる』のクロージングイベント、『胡蝶の舟朗読会＆質問ゲームトークショー』。 今回はその『トークショー』の部分をピックアップします！ そもそも『質問ゲーム』って何なの？ って話ですが、このゲームは、場にいる誰かひ…

昨日、東京流通センターで行われた、文学に関わるジャンルを集めたフリーマーケット、『文学フリマ』に出展しました！ 手創り市などにライターやスタッフとして関わったことはあるけれど、自分がいち作家としてこういったマーケットに出展するのははじめての…

5月22日（金）からはじまる、企画展示会『胡蝶の舟・うたはゆめをわたる』。そのクロージングイベントとして、6月1日（月）１８時より、『胡蝶の舟・朗読会』&『質問ゲームトークショー』を行います！ 朗読会で朗読を担当して頂くのは、秩父にて活動する『ツ…

企画展『胡蝶の舟・うたはゆめをわたる』の中のイベント、5月24日（日）16時よりに行われる『レセプションパーティー with 山田杏奈ライブ』を今回はご紹介します！ 山田杏奈さんは、この企画展で音楽を担当してくださっているミュージシャンです。 『胡蝶の…

5月22日（金）から、国立市谷保にある『やぼろじ』内の 『circle galleryy&books』さんにて、企画展示会を行います！ 『胡蝶の舟・うたはゆめをわたる』 と題した、この企画展は、 僕の長編ファンタジー小説『胡蝶の舟』を 十三人のつくり手さんによって展示…

スティーブン・キング原作、キューブリック監督の映画「シャイニング」は観ましたか？ キューブリックは、シナリオは書けても小説は書けないんだって。何故なら、小説を書こうとすると必ず気が狂うだろうと確信していたから、とか。だから避けて通ったみたい…

31歳の頃、つまり10年前に、僕はひとつの物語を書きました。それは、当時奈良でお菓子屋さんを営んでいた「菓子美呆(現在は長崎）」の、のりさんに、お菓子からイメージする紙芝居の物語を書いて欲しい、と頼まれたのがそのきっかけ。そのとき、僕にはある夢…

二カ月ぶりのブログになります！ お久し振りです。元気です。 相変わらずそれだけが取り柄です。この土日は、甥っ子のナツが遊びに来ています。 小学一年生相手に本気で戦う、今年四十一歳の僕です。さっきは、公園でＰＫ戦をしました。 シュートを打つたび…

新年は、バムクーヘンさんの「魔法」で幕を開け、それからリピートでこの曲を聴きまくっている。 それから、というのも正確ではなく、バムさんからこの曲を郵送で取り寄せた12月上旬から、かなりこの曲を聴いている。 ２０代のころ、奇跡的に、僕にも純真な…

年末、数年前に友人が暮らしていた茅ヶ崎海岸に行って来た。 思えば、こうして特別に時間を取って、海に足を踏み入れるのはその年はじめのこと。 そこには、断末魔を上げる寄生獣のような流木が、一体、流れ着いていた。自分のなかの闇が浄化されたあかしの…