文学フリマに出ました!
昨日、東京流通センターで行われた、文学に関わるジャンルを集めたフリーマーケット、『文学フリマ』に出展しました!
手創り市などにライターやスタッフとして関わったことはあるけれど、自分がいち作家としてこういったマーケットに出展するのははじめてのこと。
当日は、『胡蝶の舟』の上巻にあたる電子書籍(PDF・EPUB)と、『あたたかいということは ずっとつづいていくということ』という短編小説を製本化したものを出品しました。
まず、隣のブースにいらっしゃった幻想文学を描く作家さん、雀ヶ森めぐさんに、挨拶代りに、製本された小説を一部頂き、僕も電子書籍を貰って頂きました。
たまたま隣り合わせた雀ヶ森さんたちでしたが、とても親切で、一日、安心して初心者を満喫できたのでした。
そんな雀ヶ森めぐさんの描く小説は、速度の速い文体、豊富な語彙、そして無駄のなさが光る、とてもいい作品で、文学フリマには、こんなに腕の立つ人がいるのか!? と朝一番から刺激を頂けたのでした。
文学フリマ自体は、そんなにお客さんは入ってなくて、僕のブースに寄っていってくださったお客さんも、計20名いないくらいでしたが、それでも、寄ってくださり、サンプルを真剣に読んでくださり、そんなお客さんを目の前に緊張し、その後、感想を頂いたり出来たのは、とても実りある体験でした!
今度文学フリマに出たいと教えてくれた、大学一年生の男の子のお客さんと、電子書籍のインストールの仕方を話し合いながら、対話を持てたり、『あたたかいということは ずっとつづいていくということ』の写真を褒めて頂くお客さんがいたり、また、その小説を読んでくださり、
「これは短編でなく長編にした方が、より余韻が残りますよ」
とわざわざ感想をくれたりしたのでした。とても嬉しかった。
胡蝶の舟のフライヤーもだいぶ渡せて、みな、遊びに行きますと言ってくれたのが、これもやはり嬉しく。
結果、12冊しか売れませんでしが、読者の方と対話できることの素晴らしさを実感した、そんな一日となりました。
なお、文学フリマで販売した『胡蝶の舟(上巻)』のつづき、『下巻』は、5月22日からの展示会で販売致します!
こちらもよろしくお願いします!
植岡勇二[ウエペヨ) mikromoai@gmail.com