企画展circle編、無事終了です!
企画展『胡蝶の舟 うたはゆめをわたる』、先日、無事終了しました。
来場してくださった方々、応援してくれた方々、そしてともに空間をつくりあげてくれたつくり手さんたち。ありがとうございました。
伝えたいことは山ほどあるので、それはじっくり次回にまわし、今回は、そのクロージングイベント『質問ゲームトークショー』に寄せられた、トークショーでは披露できなかった質問に、ここで答えたいと思います!
・この小説はフィクションですか?実体験ですか?
起きたまま夢を見るのが、小説を書くこと、でもある。
そういった意味で実体験。記憶に頼った場面もある。
以前、友人とスキャナーという、エレクトロニカのアーティストのライブに行った時、見たのが、第1話に登場する金色に輝く雨。
僕はこれ以上に美しくものを見たことがない、と、その時思ったのが強く印象にある。
・この小説の目的は何ですか?
人は起きたまま夢の世界に渡ることが出来る、そしてその異世界にある美しさをいつか体感して貰いたい。
・この小説はあなたにとって希望ですか?
ある意味で希望。僕の現実を変えてくれたから。もしくは、希望でもなんでもなく、ただ単に現実。
・出来たら入口と出口を教えてください
入口は、橋の上から。着物売りの商人と偶然ぶつかり、商人に、主人公自身が、世界を渡る旅人、通称ワタリであることを聞かされる。
(ネタバレ注意)
出口は、その世界に住むすべてのものが、うたとなりさらなる世界に渡る景色。
・この小説を子供たちに読んでほしいですか?
考えてもみなかった。でも、子供だろうが大人だろうが、それぞれのアンテナに引っかかるものは、各人の個性だと思うから。
・あなたにとって、言葉とは何ですか?
ときにどうでもいいもの。
常に大切になんてなかなかできないし、適当な合図地も打ちまくり。
と、いうようなことを伝えてくれる大事なもの。いつまで経っても計り知れない道具。
道具とは、道を、具現化、するもの。
・影響を受けた、言葉や出来事はありますか?
ある人に、「(好きと)言わないで。何故なら言葉は感覚や感情を限定してしまうから」と言われたときに、自分の言葉に対する価値観が壊された。
・この小説は実写化を考えていますか?(笑)
フルCGでつくり、それを高性能プラネタリウムで上映したい。
・実写化されて、儲かったら次は何がしたいですか?
売ってしまった時間を買い戻し、また作品をつくり、企画展を行いたい。
・文章を組み立てる時、それは自分の中から湧いてくる感じですか?それとも空気中から掴む感じ?もしくは過去の記憶?未来のビジュアル?どこからやってきますか?
自分の中にあるものです。
それは、過去の記憶も作用するだろうし、今生まれるものも、そこから連鎖を始めるし。
・創造のアイデアはどんな時にひらめきますか?
いつでも。というと大袈裟。しかし、ON、OFFの垣根はない。
・感情表現が自然な感じでうまいかただな〜と思ったのですが、オープンでいるために日常的に心がけていることはありますか?
他人を受け入れたいなと思うこと。
・これからやってみたいこと・挑戦したいことは何ですか?
商売。お金を介在させたコミュニケーション。シビアな現実に身を置きながらも、リラックスしていられる強さを保ちたい。
質問ありがとうございました!
近日中に、企画展振り返り的な記事を書きたいと思います!
なんせ、企画展以降、疲れ果ててずっと寝ていたので。
ようやく、なかなか開かなかった瞼が開くようになりました!