その子は、深海の闇を借りることで、音を―その姿を―消しながら、自身の心音だけで沈黙の音楽を奏でている。 その歌を聴きながら、また別のフェイズにいる僕が詩を書く。歌を歌い、朗読し、演じ、踊る。 けれど、心音の傍にいるその子が、陸に上がることは、…
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