デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

表現方法=コミュニケーションツールの違いについて

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3年ほど前から、「オセロ理論」と言うものを意識しています。

陰と陽。光と影。心と体。粒子と波。オセロの一コマに宿るブラック&ホワイトのように、あらゆる物事にある二面性と、「その二面性を結ぶものは何か?」を見ていくものの見方です。

人間失格」を「人間だもの」で挟んで、「人間・失格・だもの」みたいな。

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その表裏をつなぐのは=隠された真実=秘密。

矛盾にその人の本質が現れる、と言うわけで、どんな場面においても、それは常に意識のバイアスとして備わっている感じがあります。

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言葉と言う媒体について。

文章は基本タイムラインなので、白と黒を伝え、理論展開したり、物語に変えたりしながら、その間にある秘密を伝えることが多いです。

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詩に関しては、ケースバイケースですが、どちらかと言うとゲームシステム。

その状況を作り出すシステム=つながりを、言葉で示すことが多い。つまりその場で世界と自分との関係性を解析し、システムをマニュアル化して示していくような形です。

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タイムライン化するなら、やはり白と黒と答え=秘密を伝える。

朗読の仕方も大まかに3種類ぐらいあって、

 

①現実的な素の朗読。


脳科学者 木村-黒田純子さん・映像作家 後藤雅毅さん・詩人 AIUEOKA:植岡勇二 即興コラボ対談『シナプス哀歌』/小堀令子個展『The Net-Elegy』@ストライプハウスギャラリー

②見ているもののつながりを伝えるシステム朗読=改行読み。


即興コラボライブ「赤星:黒星」/詩人古川勇三さん・植岡勇二(AIUEOKA)@国立市・谷保「広島屋」2020年2月3日

③即興で作る物語の登場人物になる演劇読み。


即興小説『胡蝶の舟/霊界道五十三次・第六話・猿のお面』(試供品・テープ起こし用即興朗読)植岡勇二:AIUEOKA(朗読)/白想景(デザイン)+歌川広重&葛飾北斎(浮世絵:加工・植岡)

大体そういう感じでやってます。

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写真に関しては、なぜその場面に出会ったかと言うところにオセロ理論が現れる。

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つまり、秘密が全て無自覚に表現されているその場面を、いかに自覚的に見つめ、読み解き、フレームに収めるのかが、僕の取り組んでいる撮影。

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動画はさらに、時間の流れも利用しながら変化によってその文脈を表す。

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絵に関しては、自分の無自覚な筆の結果に、オセロ理論が現れる。

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ある程度は意識的に描いてはいますが、どちらかと言うと今のところは即興性を重んじていて、要は、筆が残した色に対して、次の筆がどう反応するかで時間を固定していく。

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保存される時間だけ、絵は時間分の命を得る。今のところ、僕の即興ピアノと同じような感覚です。

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誤解を招くかもしれませんが、僕自身の場合はピアノも絵も写真も言葉もツールと捉えて、いかにその利便性が活かせるかと言うところが問題になってくる。

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僕は他人との比較で物事を考えないよう意識したい派で、他人との比較で物事を考える場合、大概ここで突っ込まれます。でもそれは、当たり前のことなので特に気にしなくなりました。

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そこについては、きちんと自分の理屈を発信して行きたいと思っています。誰に何を言われようと、お互い自分のことなのだからブレないものはブレないだろうし、取り入れたいものは取り入れるだろうし。意味は通じても身体に腑に落ちないことなんてたくさんあるし。

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だから、作品を提示して結果を示したほうが早いんです。そういった意味でも、僕にとって作品はコミュニケーションのツールでもあります。

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もちろん、友達の家でみんなでゲームをするみたいな感じで、その場その場で何かを自給自足している側面が今は一番大きいのですが。それに当たるのが即興コラボライブです。

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今までは月に数万円単位で使っていたメディアに対する課金が、今は自給自足できるので、その部分での生活はめちゃめちゃ楽だし。

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面白い作品を作る友達や芸能人より面白いなぁと思える友達が周りにはたくさんいるので、特に、映画を見に行く必要もテレビをつける必要もなくなってきたと言うだけで。インタラクティブメディアとして、SNSが普及したのもそういう理由だろうし。

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あと、昔から思っていたのですが、最終的には、現実社会での創作物は、絵画に的を絞って行くんだろうなとは思っていました。

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が、AIの方がいい絵をかけそうな感じになってきたので、やっぱり即興ライブで行こうかなと思い始めてます。

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ま、3ヶ月先のことさえ全く判りません。新しい可能性に出会い、その時フィットするならそれを試みる。

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わたくしという現象は、その影と光のひとくさりずつ、その連綿の心象スケッチです。

 

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