「即興歌について」・あいうえおかマニュアル 01
昨日、秩父「ひぐらしストア」のツグミ工芸舎さん家族に、スペース・イン!しちゃいそうなスっペイン料理を頂きながら、この即興ライブ動画とか見てて。
で、詠み子さんにゲラゲラ笑われながら、「何で即興でメロディつくってて音程が合ってんの~~!」って言われたのですが。
その理由ってあんまちきんと言語化していなかったので、ここで。一般的な考えかたとして、「時間」って、過去から未来に流れてるって思われている気がするんですけど。
即興やってるときは、「未」知の感覚が「来」るのを、「今」身体で形にして、時間化(過去)してってるからです。
つまり、未来から過去へ、という流れの中で生きてる。
(今は常に、元通りそのモードですが)先輩がバイク乗りで、「時速200キロ以上の世界ってさ、自分が時間を創り出してるんじゃないか?って錯覚するんだよ」って言ってて。
それだ!って思った次第です。言葉で世界への感じ方を換え、認識によって世界を変えるって手法ですね。
「好きだと良く見える&嫌いだと悪く見える」は、わかりやすい例ですが。
身体版だと、ヨガとかにもあるのかな? 呼吸のコントロールして時間をスロウにしたり、子供のころ喧嘩してるときにあった時間が止まりそうになる感覚なども、かな? この機能は、階段から落ちそうになった時に二回発動してますが。
好きに自分で出せる訳はないので無いに等しいのですが。。前に、東京創造芸術祭主宰の河合さんに、「時間があるから世界が動いてるんじゃなく、素粒子が運動しているから時間があるんだよ」って言葉を頂いたのも大きなヒントでしょうね。
だから、僕は音楽理論の知識はほとんどないのだけど、その感覚に慣れてるから、意外とそれができるというだけで。
もちろん音程は完璧ではないし。
ひどい時はひどいしw
合わせたくない音には、無意識に身体が音を逸らしもしますし。演奏者の方と、ある程度ゼロになる必要もあるのだけど、相手は言葉ではなく、音だし、音には身体の壁がないから、ゼロになりやすいというだけ。
だから美しい音や声で歌う人を信頼しちゃう傾向にある、というのもあるけど、そこはまぁ、さておき。要は、僕の方の運動神経とか身体性の問題なので、できる人は、すぐにできるし、すぐにできちゃう人をたくさん見て来た、というだけです。
特に子供が遊びでつくる即興歌とか、これかなと。
どこか辺境の、森の中に住む人たちの、合唱の技術とか。で、本を読んだり、誰かに教わるなどの勉強は、独学で身体でつかんでいくこのプロセスを、一気に省略してくれる。
これは特に、古代歌謡の拓さん、カタワラノ永遠のりおくん、あと、心の先生であるあらきさんから教わったことですね。長い時間をかけて編集された情報の凄み。その時間の圧縮が生み出す成長の速度感の違いとか。
そういう意味でも、どんどん色んな先生を見つけて色々と教えを得たり、知識を吸収したいなと思っております。
だから、常に人に会いたい派なんでしょうね。専門的な知識なら、専門家が吉。
同時に、人間を学ぶのには、特に相手を選ぶ必要もないかなと。
ま、自分のマニュアルがだんだんできてきたんでしょうね。
自分に合ったやり方・考え方というか。
ひとそれぞれ身体が違うから、その身体で実現できることに差異は生まれる。
それを才能と呼ぶなら、みんな才能はあるという公式で。
「ま、ひとそれぞれだよね」で終わる系の話でした。
ばいびぃ。
P
「オレ、真っ黒だけど、キミが好きだよ」/即興詩人・勇者ダイヤモンド(AIUEOKA) 即興コラボライブ@野外フェス・里山アートピック(埼玉・皆野市)