デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

春が来たよ

外は春だというのに、身体の芯が春を迎えていない、
そんな日々を暮らしていたのですが、
ようやく最近、身体の芯から春らしきものが
芽生え始めました。

4月10日のバー・レイドバックでのライブ。
成功に終わりました。
今回は、音色の少ないギターと詩の朗読だけ、
というスタイルの曲が二曲あって、
そのときに、音と音の隙間に、
会場全体からくる緊張感が張り巡らされて
いるような、そんな凛とした感覚の中で
朗読をできる瞬間があった。
そういった感覚を前回のライブやSSWSでは
感じる余裕はなかったし、
またそれを感じながら朗読にリズムを込められたことは、
今回、大きかったと思う。

あと、二曲目のときに、ギターのたくさんが
奏でる優しいアルペジオと僕の朗読が
シンクロしていくときがあって、
その時は、本当に気持がよかったし、
これがバンドの醍醐味というか、核なんだなと、
つくづく感じた。

今後は、このシンクロ率をより高めるかたちで
やっていけたらと思う。

三月の下旬からやっている、名倉くんとの仕事が
それそろ完成を得そう。
とても意欲的に、そして楽しく仕事ができたことが
とても嬉しい。

最近、ル・クレジオの「地上の見知らぬ少年」という
ハードカバーの本を図書館で借りたのだけど、
その装丁・そして本文があまりにも美しいので
思わず本を抱き締めてしまった。
本を抱き締めているとき、本当に気持が良くて
こんな風に思える本はそうそうないな、
と思っていたら、
菓子美呆ののりさんが、三月に自費出版した
「涙の歌」という詩集もそれと同じだった。
本を手に取った瞬間、やはり半ば無意識のうちに
抱き締めていた。

http://otegaruhp.com/mihou/html/_TOP/index.html

ちなみに「涙の歌」はネットでも買えるので
興味のある方はぜひ!おすすめです!