漕ぎ出す
今日、画家の山口洋祐くんたちの企画展に行って来た。
洋ちゃんの絵を見たら、居ても立ってもいられなくなり、すぐに帰宅。帰りに世界堂でF10号のキャンバスを買った。
そして、一月前に母と甥っ子にプレゼントしたアクリル絵の具を使って、はじめてキャンバスに絵を描いた。
描き方は、即興詩や小説と同じ方法を取った。
はじめは黄色を適当に塗ってその色むらが人の目みたいに見えたから、オレンジで目の輪郭を取った。すると、周りの色むらが顔の表情に見え始めたから、また輪郭を取った。
そんな具合に即興で連鎖を重ね、一枚の絵になった。
描き終えて鏡を見たら、五歳くらい一気に老け込んだ僕が居た。
さようなら、竜宮城。
ウエペヨ