デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

書くことの近況

五月中旬に、ツグミさんから依頼頂いた
児童文学を二つ書き上げた。
そしてその後、本腰を入れてファンタジー
書こうと思い、「イニシエーションカルテ(仮)」
という、物語のプロットを一月くらいかけて書き込んでいた。
この物語は、ある兄弟が、
とある世界のあらゆるところに散らばった
幻獣(伝説上の怪物・動物)の死骸(主に骨)、
化石のようなものを探し出し、
そしてその死骸に歌を供え、幻獣を体内の中から
呼び覚まし、次から次へと、幻獣を復活させていく、
というのが大まかな筋。
そしてすべての幻獣が復活した時。。。
的な話を第二話まで書いていたのだが、
どうも筆が先に進まない。
そんな時、詩「アロハハワイ」の原作者でもある、
鍵牛バハンさんから、なんの前置きもなしに、
携帯に短い小説が届いた。
そしてそれは、今日まで、毎日
継続的に続いている。
その小説は、僕の胸の奥の太鼓を
どんどこどこどんと打ち鳴らし続けるパワーに
溢れていた。
物語全体がひとつの大きな流れを持って
活き活きと突き進んでいく、そんな生命力だ。

昨日の晩、そのお礼が言いたくて
バハンさんと電話で話した。
するとバハンさんは、
「ペヨー太くんが今日自身のブログで、
自分のフィクションが力を失ったような気がした、
って言ってたのが悲しかった。
私は、物語は、その形が決して見えなくても
確実にある場所に存在することを信じている。
想像することは創造すること。
そう思って物語を書いている」
と、語ってくれた。

その言葉が胸を打ち、そして昨日から
僕も、ある小説を書き始めた。
それは、毎日、確実に書ける量書こうと思い、
書き始めたもので、
今は順調に筆も進んでいる。

またしてもバハンさんに救われた思いだ。
ありがとうバハンさん。

そして、先日、アトリエ訪問させて頂いた
月日さんにもお礼を言いたい。
月日さんの言葉、
「創る事は、継続することが大切。
 いかに継続できるか、その自分なりの方法を
 自分なりに考えること」
そういっていたのが、ずっと頭にひっかかっていたからだ。
ありがとう月日さん。

再確認したのは、書かなければ小説は生まれないということ。
そんなことを今に思う。