デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

朗読という肉体

ここ一週間、詩のことを考えていた。
特に朗読、「ポエトリーリーディング」のことを。

先週土曜、友人のダイナくんのイベントで
詩を読ませて貰った。
本格的なステージにあがり、何かをするのは
本当に久し振りで、
(たぶん、20歳の頃、府中のライブハウスで
 芸能山城組の「アキラ」のサントラに合わせて
 一人踊って以来)
ものすごく緊張し、身体中が震えまくっていたけど
何より、ステージに上がる快感、
人前で何かをリアルタイムで表現し、
その最中に、ライブならではの即興のアクションが
次から次へと具現化する感じとか、
たまらなく楽しかった。
反省点も多々あるけど、やり切った感はあったので
満足はしている。

その流れを汲み、
僕はずっと肉体のない表現に固執していたのかも
しれない、というようなことを考えた。

小説や、詩にしても、テキストレベルで
それを朗読という、一人間が肉体を持って
発する表現に変えることには
自分自身そんなに興味がなかった。
(もちろん、人の表現を観るのは好きだったけれど)

それが、秋の美呆展での体験や
藤間さんとの小説製作などから影響を受け、
少し変わり、
さらに、「クローズマイク」という
ポエトリーリーディングのイベントを体感し、
今は、肉体のことを、そして
ステージに上がっての表現のことを
少しづつ考え始めるようになった。

とりあえず今後は、チャンスがあったら
どんどんステージに立ってみたい。

実戦に勝る修行はない。

常に変り続けたい。
いい意味で。