『横なぐりの成長痛』本格始動!
昨夜、詩人・蛇口さんから、もりくんの独り芝居『横なぐりの成長痛』(以下:横なぐり)の脚本・第一稿が届きました!
横なぐりは、蛇口さんが脚本・演出を務め、詩人のもりくんが独り芝居によってそれを表わすという演劇。
来年3月に、錦糸町の『シルクロードカフェ』の二回公演を皮切りに発進していく企画イベントで、今回僕は、その舞台音楽を担当させて頂きます。
映像は飯田華子さん。ダンボールに絵を描き、紙芝居を展開するという活動が主で、現在は、足立区昭和ヤンキーラップユニット:『IKAZUGOKE』でも精力的に活動しています。
『飯田華子&蛇口 朗読アニメ:「紅い花」』
他スタッフは、絵描きでもあり音楽家でもあるかほりさん。僕も不定期で掲載して頂いている、季刊誌『東京荒野』にて、絵画や言葉も出品されています。
『PALESS』という音楽ユニットでの活動も行っています。
『PALESS「去了遠方呢」PV』
あと、絵描きのShuくんも、協力体制に入ってくださっています。
横なぐり公演の会場となる『シルクロードカフェ』さんは、以前Shuくんが個展を開催したことがそもそものきっかけで、今回、やらせて頂くことになりました。
http://shuyamamotoisgrowing.web.fc2.com/index.html
蛇口さんの脚本は、第一稿とは思えない程の完成度を保ちつつ、第一稿ならではの、瞬時に拡張するインフレーション(ビッグバン)の爆風のような加速度が凄まじい脚本でした!
蛇口さんの脚本は、脚本という形をした『詩』であり、
蛇口さんに『詩とは何か?』を、再度教えられ、
それは僕には少し足りないものでした。
横なぐりの脚本をなぞりながら、僕は精神の独り芝居の舞台に上がり、人生をなぞり、照明の消えた暗い舞台とスポットライトで発光したステージの躁鬱をくり返し、揺り返しを体感しました。
横なぐりの脚本は、誰の人生にも通ずる物語に仕上がっています。
つまり、人間を描いている。
『20歳のときに先輩に連れていかれたピンサロは真っ暗で母さんか母さんよりも年上の女の人が上から乗っかってきた いい匂いがした 店を出て人生で一番まっすぐ家に帰った 母さんが家にいた 数年後そのピンサロは明るくなって若い娘さんばかりになっていた 母さんたちがどこにいったか心配になった』
(以前、蛇口さんが投稿したツイートより引用)
隅々まで読み込み、音楽でそれを表わすにはどうすればいいか?
僕もあなたの闇の穴に突っ込みます。トンネルをくぐり、新しい雪国を描いてみせます。
蛇口さん、ひとまずお疲れ様でした! 今回は、面白い仕事をくださり、ありがとうございます!
植岡勇二・ペヨー太
コンタクト: mikromoai@gmail.com
ツイート: https://twitter.com/uepeyo
ウェブサイト: https://ueokayuji.tumblr.com/
『もり:今日は不思議な一日だ』