デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

2015年の風から2016年の風へ。


時は2016年に入りました。本年もよろしくお願い致します!
昨年10月以来のブログ更新となります。
もし気に掛けてくれている方がいましたら、大変長らくお待たせ致しました!今日は昨年の振り返りなど、書かせて頂きます。
まず、昨年大きかったのは、5月下旬から6月のあたまにかけて開催した、自身の小説の世界を展示空間に変えた企画展、「胡蝶の舟・うたはゆめをわたる」に関することです。

本格的に企画展示会を行うのが、今回初めてだったために、やらなければわからなかったこと、やろうと思っても出来なかったことなど、反省点は山ほど残りました。自分のヌルさや甘さを痛感、周りの作家さんや友人に助けられ、どうにかこうにか形になったというのが正直なところです。
今年春までには、自身の作品や展示会の模様などアーカイブできるウェブサイトを、制作したいと思っでいます。そこで、昨年に果たせなかったことを少なからず果たしていきたいと思っています。

そして少し話しは逸れるのですが、企画者として、個人的な喜びとか、楽しみといったものよりも先に、坦々と作業をこなしていくということがまずあり、その積み重ねの果てに、自分では珍しく客観的で冷静な心理状態に入ることが出来ました。まるで風になり、ただ過ぎ去る時のままに加速し、流れ過ぎる。そんな体験が今回の企画展を終えた印象として残りました。

次は6月下旬、秩父にて行った「胡蝶の舟巡回展・そりゅうしのうた」に関して。今回は展示だけでなく、会場を貸してくださった「ひぐらしストア」の足立さん、そして足立さんを通じて知り合う幸運を経た清野さんに、小説の朗読をお願いしました。自身が即興詩を務める即興バンド「古代歌謡」も、即興ライブを行いました。反省点から挙げさせて頂くなら、まず古代歌謡のライブが、振り切った表現にならず、どこか優等生的な、過去の模倣的フォーマットのある即興になってしまったことです。形にすることに重きを置いていたばかりに、形から逸脱し新しい形を創造出来なかったのです。即興というもにのは、つねに未来な訳ですから、常に新しくなければなりません。今そんなふうにライブを振り返ります。

そして昨年3つ目の企画展、絵本の原画展ふ。企画進行の出だし、僕の進行は、決していいものではありませんでしたが、作家さんや友人の助けもあり、徐々に波に乗り、とてもいい展示会スタートを迎えることが出来ました。今回、絵を担当してくれた増子さん、音楽を担当してくれたユキくん、展示を担当してくれた名倉くん、絵本の朗読、お菓子の販売とお菓子教室を担当してくれた稲尾さん、その各個人の持つ才能が、各個人の役割りを見事にこなし、ひとつの展示会をつくってくれたこと、それが今回の成功面でもありました。

話しは変わって、今年の目標は、長編小説を一作、作成すること。また、常夏ピアノの続編を書き上げること。というラインから年始ははじめます。
そしてあらゆる条件を合致させ、また企画展示会を開催出来たらと、思っています。
そんなこんなで、今年もよろしくお願い致します!


植岡勇二