花
ここ数年、散歩をものすごくするようになったのだけど、
その際、特に目が行くのが「花」。
視線が、花に呼ばれているかのように吸い寄せられる。
僕の一番よく使う散歩コースは、自宅から近くの森まで
ゆっくり歩いて片道15分のコース。
さらに森の中を20分くらい歩く。
(この森の中では、人がいなければ、歌い、踊る)
そのコースの途中には、様々な花が咲いている。
すべての花の名前を知っていたらどんなに気持ちいいだろう
などと思いつつ、その花の数を数えると、
約20数種類もの花がその散歩コースには咲いているのです。
花の違いひとつひとつに感情を動かされながら、歩く。
そんな朝。
「花」
歌声は 花のように 空にとまり
消えて行く時は 心をかきむしって
雲が 空の果てを求めながら 広がって行くように
歌声はどこまでも遠く 異界の入口を探す
求めることの美しさ
脱ぎ捨てることのいさぎよさ
花のような心の穴から
蕾のようなきら星を
空におくりましょう