デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

伊藤秀和・01 言葉の事実

おはようございます。ペヨー太です。


伊藤秀和くんという、今は日常的には書いてないけど、すごい物を書く友達がいて、彼が言っていたのは、

「人間、基本言葉でコミュニケーションを取るから、約束や口で言ったことをやらなかったりしてたら、信用できなくなるのは当たり前」

という言葉で、シンプルだけど人間の核となる事実だと思う。


僕が24歳、伊藤くんが21歳の時に出会ってから、彼に与えられたというか、プレゼントされた影響はすごく大きい。いま、色々やった結果、人生のある期間が、一周回って、創作したいことが、また伊藤くんと出会った頃の原点に返って来た気がしている。


活火山の火山灰の中に産卵することが習性化された、イグアナの群れ。

森の中心で浴びた、360度から怒涛の波音が押し寄せてくるかのような激しい葉音。

波打ち際に横たわる、波の地平という白い龍。

鉄隕石のみを原材料にして作刀された剣と、それをかかげ、踊る祭り。


これらのシーンを再び、束ねることに決めた。


焦らず、ゆっくり時間をかけて、着実に、大きなものをつくろうと、今、思っている。

久々に長編小説を書く。

時は、決して、失われない。

伊藤くん、ありがとう。


(写真は約20年前に、諏訪湖のほとりで僕が撮影した、伊藤くんと、友人・中澤くん)


植岡勇二