デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

母「向こう側」を覚える、の巻

最近母に、「霊界道五十三次」を読んで貰った。
読んで貰う前に、「これどんな話なの?」と聞かれ、
「主人公が向こう側の世界を旅する話だよ」と答えると、
「向こう側?」と当然のように質問が来た。

で、僕は、「あの世とか、死後の世界とか、霊界とか、
明晰夢とか、そんな感じだよ」と
とりあえず答えた。

で、今日。
先日まで兄に貸してた「ノルウェイの森」が返って来たので
母に渡すと、
「ペヨー太、これ、「向こう」に行くやつかい?」
と言ってきた。
僕はもちろん、
「この物語は現実が舞台だから、「向こう」には行かないよ」
と答えた。
すると母は、
「母さんはどうも「向こう」に行くやつは苦手でね……」
としぶしぶ付け足すのだった。
おしまい。