デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

SSWSから学んだもの

この間の金曜の夜中、新宿の歌舞伎町で開催された
SSWS(新宿スポークンワーズスラム)という
「声と言葉」を競い合うトーナメントに参加した。
本当は、自分一人、腕試しのつもりで参加しようと
思っていたのだけど、二週間前に先輩と結成したバンド
「古代歌謡」が形になって来たので、
急遽、イベントの前日、先輩にお願いして、
今回のイベントを「古代歌謡」で参戦することにしてもらった。

結果から言うと、一回戦敗退。
しかも、審査委員5人中、5人が、
相手に旗をあげる程の見事な負けっぷりだった。
(ちなみに対戦相手のラッパー「悪霊」さんは、
この予選大会で見事優勝した)
審査委員の方からコメントを頂くと、
「バックの音楽はすごくいい音がでているのに、
ポエトリーリーリーディングが前に出ていない。
読み方も,声を強めるところや
弱めるところなどをつけた方がよくなるだろう」とのことだった。
 
そんな感想を頂いて、翌日の昼、スタジオに入った。
僕は僕なりにその感想を咀嚼し、そしてリーディングにのぞんだ
すると、今までは大違いと言っても過言ではないほど、
とても抑揚にとんだ朗読をすることができた。
今までに出したことのない声も
発することができるようになっていた。
確実に「つかんだ」感触があった。
 
SSWSは敗退したかもしれないけれど、
その分、得た物はとてつもなく大きなものだった。
2月13日の北浦和のライブを前に
この感触を得れたことを幸運に思う。

今回SSWSに出ることを進めてくれたuraさん、
一緒に出てくれた先輩、そして感想を頂いた審査員の方々や、
その場にいた皆さんに感謝したい。

SSWSには、いつか優勝できるまで、
しつこく参戦したいと思っています。腕を磨かねば!