シンクロ・追記
村上春樹さんの小説を読んで、つくづく
「作者と読者が繋がっているな」と感じ、
僕なりに少し考えてみた。
僕の持論(?)という訳でもないけど
優れた作品は、それを受け取る人の
ある種の鏡になるような
特性があるのではないか?と僕は思っていて
(もちろん鏡性うんぬんに関係なく
優れた作品はたくさんあります)
その鏡性はどこから来るのか?
という話だ。
鏡性を持った作品を作る創作者は、
(先程のブログで前記したけど)
自分の中の深い部分、意識から無意識に入っていく
ことによって、その無意識の底で、
あるトンネル効果が生じ、
読者の無意識に同時に触れることができるのでは
ないか? ということを考えさせられた。
(僕は、無意識の底で人はみな繋がっているのではないか?
と思っている節がある)
だから、鏡性を持った作品には、
創作者と受け手の間にシンクロニシティが
起こるのでないか? と。
村上春樹さんの新作を読んで
そんなことを考えたのでした。