デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

山口洋佑くんの個展

今、ロジカフェで行われている
http://www18.ocn.ne.jp/~rojicafe/
(↑ロジカフェ)
山口洋佑くんの個展「気のせいなんかじゃない」に行ってきました。
http://blogs.dion.ne.jp/bonfire/
(↑山口くんのブログ)

会場で山口くんに会うことができ、
そしてひとつひとつの絵の感想や
その創作の背景を伺いながら
色々と話すことができました。

例えば、大きくカーブした首都高に
身体をくねらせた白いワンピースの女の子が
浮かんでいる絵を見て、
僕が、
「昔、幽体離脱したことがあるんだけど、
 (幽体離脱といっても明晰夢の一種だと思うけど)
 なかなかうまく飛べなくてさ。
 このワンピースの女の子みたいに
 バランスが取れないんだよね」
といい、山口くんが、
「こういう人が存在し得ない空間に
(この絵の場合は首都高のカーブの空中)
 人を置いてみたい。そういう想いがあるんです」
と返す。
そんなような刺激的(?)かつ奇天烈な
会話がたくさんできた。

そして、一番驚いたのは、
山口くんが絵を描き始めてまだ三年だということだった。
それまでは(そして現在も)音楽をやっていたという。
「つまり、音楽で表現していたことが絵に変った
 というだけのことかな?」と問うと
「そうですね。音楽も絵も同じ表現ですね」的な
台詞が帰って来た。

これにはすごく励まされた。
僕もまだ本格的に小説を書き始めて日が浅いが
表現手法は違えど、ここ十数年、表現は
常に、とまでは言えないけど行ってきた。

そんなモチベーションを貰えた個展だった。