デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

等身大

ARTS&CRAFT静岡手創り市のサイトに、
先日行った、手創り市シュミレーションのルポが
掲載されました。

http://shizuoka-info.jugem.jp/?cid=22

アトリエ訪問とはまた違った形の仕事です。
自分の足で言葉や、情景を集め、
それを活字化すること。
今、執筆中の「手創り市のルポ」を
書き始めるにあたっての、いい意味で実験的な
試み、仕事でした。

静岡のスタッフの皆さん、その声すべてを
載せたい気持ちがありましたが、
それは無理な話でした。そこが非常に残念でもあります。

今回、取材に協力してくださったスタッフの皆さん、
この仕事を振ってくれた名倉くんに感謝です。

昨日は静岡にて、とある企画で、とある方たちに
インタビューを行って来ました。
詳細は、また後日。

で、帰りの車、例のごとく、質問ゲーム的に、
車内で質問を投げ掛けあっていた時、
名倉くんからこんな質問がありました。
「植岡さんにとって、手創り市のアトリエ訪問や
ルポの仕事は、将来的に何に繋がっていくの?」と。

僕は始め、
「手創り市の仕事は、読者に読んで貰うことを
強く意識した仕事だから、そこから開けた文章、
開けた表現力がついていく。
それが自分が書いている小説の肥やしになるという
のが、ひとつと」
と答えた。そして、
「今、振って貰ってる仕事は、毎回が挑戦、実験、
だから、今は、今の仕事をクリアしていくことで
手一杯。だけど、ひとつの仕事を越えるということは、
ひとつの山を越えるということであり、
その行為を重ねていくと、
いつかは、もっと高い山も越えられる力が
つくだろうとは思っている」
と更に続けた。でも何か決定的な答えにかけるな、
ということに気付いた瞬間、腑に落ちるように
思いついた言葉は、
「手創り市の仕事の先には、社会がある」
という言葉だった。
それを受けた名倉くんは、
「それは等身大の社会だよね。今
植岡さんは等身大の自分を作り直しているところ
なんだろね」と言った。

等身大の自分。

これは、最近の僕のテーマでもあり、
最近作った名刺の裏にも、
等身大の言葉で語ることを志す文章を
掲載した。

等身大の自分、等身大の言葉で、
あらゆる物事を物語れるとき、
僕は、更に変り、道はさらに開ける気がする。

名倉くん、ありがとう。