書いていた小説もとりあえずは一段落。
今日は一日、美呆展の準備をしたり、散歩したりしてました。
風は涼しいけれど、日差しはまだまだ
夏を想わせる。
今、窓の外から、秋の虫たちの鳴き声が
昼間の蝉と同じくらいの音量で聴こえます。
季節の変わり目の混沌とした感じも好きです。
「夏秋」
忘れることを条件に
夏は秋を待つ
僕には、闇が、
宙に止まった
雨粒のように見えて仕方がない
その闇粒が、
ぐちゅっとつぶれて
秋たちがそっと
外界に侵食する
虫の音に乗って
ときには、
蛍光灯が映し出す
人影にそっと乗り込んで
夏の逆襲は、
桃色の夕焼け
その色だけが
まだ秋を殺せるから