デジタルzin!ポエジン『宇宙塵』/即興詩人・AI UEOKA

即興詩人・AI UEOKAによるデジタルzin! 雑多な芸術・らくがき日記。

後藤雅毅さん・即興コラボインタビュー 『インフレーション・リテラシー』

f:id:macromoai:20191008145428j:plain画家・小堀令子さんの個展『The Net-Elegy』。

そのレセプションパーティーにて出会うことができた後藤雅毅さんと、二次会の居酒屋にてじっくり語り合える機会を得ました。

後藤さんは、映像作家であり、企画・演出もされている方です。

パーティーにて希少な日本酒を振る舞ってくださっていた後藤さんと、たまたま話す機会を得て、いや~、話しやすいなぁって思っていて。f:id:macromoai:20191008145429j:plainで、たまたま会場でその場でライブをやっていいことになったときに、会場にいた年上の女の子に、「詩人、即興をやって」と言われて。じゃ、ひとりでやるべ! ってモードになって。

そこに、後藤さんが、「いや、パーティーでの即興は基本修羅場を招きかねませんよ」、と心配してくださり。f:id:macromoai:20191008145508j:plainそれに対して、(後藤さんには、本当に申し訳なかったんですけど)、生意気にも僕は、「楽勝です。修羅場にはなりません」と、後藤さん相手に、ストレートに本音を述べてしまい。。

いや~悪かったなぁ~って思いつつも、こういう事柄は、基本、結果で示す以外にないから、いくだけだしって。

そこに後藤さんが、耳元で以前目撃したパーティーでの修羅場について語ってくださって。その状態から即興ライブを開始したって訳でした。そして、一分後に無事、後藤さんが拍手が、僕の胸に響いたんです。


木村-黒田純子さん・後藤雅毅さん・AIUEOKA:即興コラボライブ『シナプス哀歌』/小堀令子個展『The Net-Elegy』@ストライプハウスギャラリー

f:id:macromoai:20191008145500j:plainで、一回絵を教えて頂いた画家の小堀先生の計らいで、脳医学の博士である木村-黒田純子さんも強引に巻き込ませて頂き、即興対談へとライブは形態を換えて。

後半には、後藤さんもスピーカーとして参加してくださって。

いや~後藤さんはじめ、みなさん、本当に素敵な表情をなさるなぁ~最高だなぁっ~て、あったかくなって。f:id:macromoai:20191008145459j:plainそれも込みで、このライブ会場が今までで一番やりやすいなぁって、満たされたんです。

さらに、後藤さんに、「あなたにとって詩とは何ですか?」と問われ、自分の『詩』と『詩人観』の述べたら、一瞬で宇宙が生まれるみたいに、瞬間的に理解してくれて。後藤さんのリテラシーの高さ、その速度感に驚愕して。キラって世界が輝く感じを得て。

f:id:macromoai:20191008145450j:plainさらに色々と話し込み、意気投合。なんか小堀先生にも、まわりの年上の女の人たちにも、「詩人、二次会来なさいよ」って誘ってくださって。

身体の中に流れだす歓喜の合唱に流されるがままに、第九を歌いながら二次会の居酒屋へ。たまたま席が、4人席と11人席に分かれて。後藤さん&小堀先生が目の前に。

で、僕が、「後藤さん、向うの席に行かなくても大丈夫ですか? 僕とばかり話でばかりで独占しちゃってたら悪いですし。僕らは個人的にまた会えばいいだけですし」って言ったら、「もしあなたがよろしければ、今、僕は、あなたと話していたんです? ダメですか?」って、ひとの熱を声に換えてくれて。f:id:macromoai:20191008145446j:plain目の前で泣き出しても、引くタイプの方ではないけど、僕の号泣は豪快なので心配はするかもなので、「うわ~~めちゃめちゃ嬉しいですよ!」って、言うことで泣くことを控えて、「動画を撮っていいですか?」って、今回、二人で互いの「仕事とは何か?:働くとは何か?」について質問ゲームを開始しました。f:id:macromoai:20191008145441j:plain最近、よく考えることがあります。

 

それは、『孤独』と『孤立』のオセロ。

 

「孤独・孤立」は、オセロのひとつのコマだけど、全く意味が違う。

 

パーティーで話が弾むのは、互いが『自立』しているからこそで。

自分を受け入れている=孤独を愛している=自分を愛している。

それは、どんな形の幸せにも、共通した基盤で。f:id:macromoai:20191008145516j:plainだから、パーティーで誰とも話さなくたって、自分がそうしたいなら、楽しい人は楽しい。

それは『孤立』ではない。

他人が意識にあるから。

どんなにはしゃいでても、つながらなのは、心が『孤立』し、誰ともつながっていないからで。

ここでのその連結作業が、僕にとってすんごく楽だったんでしょうね。f:id:macromoai:20191008145512j:plain意識は、360度の球体みたいなものだと思っていて。

自分は、その中心点にしかなれない。

そしてその球体にある、多くの他の点と、その時その時で線を結び方を換えるだけ。

その連結の仕方が、結果、意識という球体の質感を変容させる。

故に、意識には、高いも低いもなく、合う・合わないかなと勝手に思ってて。

 

そういう価値観の方に出会うと、連結が速いのかな、と。

もちろんそこに年代差は関係なく、性別も人種も関係ない。

個々に持つ文化によって連結の速度感は変わるけど、やはりそこも、個々の違いでしかない。f:id:macromoai:20191008145519j:plain 結果、僕と後藤さんの質問ゲームは、僕が後藤さんにピンでのインタビューを申込み、即興インタビューライブへと展開。

僕自身、自分は知識の蓄えが浅いことを自覚しているから、わからないことをわかってるひとにどんどん質問したい。

少なくとも、僕には、それが、一番速い。

そこには、たくさんの本や動画の比じゃないくらい、ものすごい情報量が含まれているから。

 

そういうことを、最近、明確に思い出せてきました。

その分岐点と起点が、後藤雅毅さんです。

 

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後藤雅毅さん:即興コラボインタビュー『インフレーションリテラシー』/小堀令子個展『The Net-Elegy』@ストライプハウスギャラリー~居酒屋での二次会